漢方薬は苦くて飲めない方へ

煎じた漢方薬の香りにも効果があります。

当院では、漢方薬と西洋医学のお薬を組み合わせて処方いたします。

患者さまの中には「漢方薬は苦くて飲めない」とおっしゃる方もあります。漢方薬には独特の香りや味があることが多く、慣れないうちは飲みづらいと感じるようです。

粉末の漢方薬の飲み方

粉薬の漢方薬は、白湯かお水で服用してください。

本来、漢方薬は白湯など温かいものにとかして飲むのがいいのですが、とかすと薬の匂いをより強く感じることがあります。匂いや味が苦手な人は、冷水でのみこんでもかまいません。

ただし、濃いお茶や牛乳で飲むことはやめましょう。漢方薬の成分と飲み物が反応してしまうことがあるからです。

冷水でも匂いが気になって飲めないという患者さまには、オブラートや服薬用ゼリーをおすすめします。服薬用ゼリーに直接、粉薬をとかして、そのまま飲みこみます。

ゼリー本体に還元麦芽糖水あめやココアパウダーなどを使い甘い味がつけてありますので、子どもでも飲みやすいです。味も、コーヒーゼリー風味やイチゴチョコ風味などいろいろあるので、お好きなもので服用しましょう。

せんじ薬の飲み方

せんじ薬は、1日分がパックに入っているので、そのまま鍋などで煮出して作ります。

パックの中には漢方薬の生薬(しょうやく)が入っており、麦茶を作るのと同じような手順で、指定の温度と指定の時間を守って煮だします。

煮だし終わったら茶こしでこして、医師の指示通りの回数に分けて飲みます。残ったせんじ薬は、冷蔵庫に保存。冷蔵庫での保存期限は3日間です。それ以上たったものは捨てましょう。

せんじ薬は、飲むたびにレンジか直火であたためて飲みます。温める理由は、せんじ薬の匂いにも、漢方としての効果があるからです。漢方薬の効果は、薬本体だけでなく匂いを嗅ぎながら飲むことで、より薬効がアップするのです。

せんじ薬の匂いがつらいという患者さまは、はちみつをプラスしたり冷たいまま飲んだりすると、飲みやすくなります。

飲み忘れたら食後に

漢方薬を飲むのは、基本的に食前や食間(食事と食事の間)です。それほど厳密に時間を守る必要はありませんが、空腹時に飲む方が生薬の吸収がいいのです。

そうはいっても、時には薬の飲み忘れもあります。食事をすませてしまってから、飲み忘れに気がついたらどうするか。かまわないので、食後に飲んでください。

食前の、胃が酸性になっている状態のほうが漢方薬の効果は高いですが、食後に飲んだからといって、まったく効果がなくなることはありません。飲み忘れた!と思ったら、そのときに飲めばいいのです。

大事なことは、漢方薬を飲み続けること。たとえ時間がバラバラでも、毎日一定量の漢方薬を飲み続けることによって、その薬が患者さまに対して効果があるかどうかを判断できます。

効果によっては生薬をプラスしたり変更したりして、漢方ならではのオーダーメイド処方をします。そのためにも、服用しやすい時間でいいので、毎日必ず飲みましょう。

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