漢方とは古代中国に起源し、わが国に伝来した後に独自に発展した中国系医学のことで、
薬物を中心とした治療法のことをさすことが一般的です。


漢方では、患者様個々の証(体質や病状などを示す、身体の表面に出てきた所見)に基づき診断をいたしますが、診断そのものが処方に直接つながっていきます。

たとえば頭痛の場合、なんらかの器質的疾患(脳内出血や脳腫瘍など)がなければ、一般的な鎮痛薬を使用すればほとんどの方は痛みが治まります。

しかし、もしその方の体質や体調が原因で発生した頭痛であれば、そこを改善しない限りまたすぐ症状が再発するでしょう。このとき頭痛の原因として
1、 高血圧 2、感冒 3、肩こり 4、不眠 5、更年期障害 6、水分摂取過多
7、 天候の変化に影響される 8、いろいろと気に病む性格 などが考えられます。


1の高血圧そのものは、一般的な西洋薬の効果は抜群ですが、それ以外の場合は、漢方薬を服用することによって“頭痛”を改善できる可能性があります。

また高血圧の場合でも、血圧の数値そのものが下がっても随伴症状としての頭痛やめまいが見られる場合には、漢方薬の服用によって症状の軽減が期待できます。

このように漢方は、西洋医学的診断名だけにとらわれず、個々の患者様の証を重視し
患者様の苦痛を軽減することに寄与すると考えています。

もちろん現代医学的な診察や検査は不可欠ですし、漢方薬の適応が無く西洋薬単独のほうが望ましい症例も多く存在します。また西洋薬と同じように、漢方薬もお薬ですから副作用は無いとはいえません。どのお薬であれ、細心の注意を払って処方しなければなりません。

結局、大切なことは西洋薬か漢方薬かではなく、個々の患者様の病状や体調にあったお薬を使用することだと思います。

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平川医院では、患者様個々の病状にあわせて漢方を含めた診療を行っております。